お年寄りにとって…

それは「終の棲家」として考えても言い過ぎな場所ではないんです。
私も以前、研修まがいで数日お仕事を経験させて頂いた経緯がございます。
正に「老人のためのケアホーム」とでも言うべき場所なんですね。
家庭内では若い世代が優先さる社会なんですけど。
文字通り「老人ホーム」と言うくらいですから、主役は「老人」なんです。
ですから、その老人のために、最良のサービスを提供すると言う目的のための場所なんです。
玄関からホールまで、それは広いスペースがございます。
そして廊下の壁にはしっかりと手すりがついてございます。
これ、お年寄りがゆっくりと歩けるために、
そして車椅子でも楽に移動できるように。
それから自立して歩行移動ができるためにされているものなんです。
そしてホールでは、複数のお年寄りがそれぞれの指定席におります。
もちろん車椅子に乗らなければならない方や、
ストレッチャーにのったままの状態でなければならない方もおられます。
それらの方々全員に、しっかりとケアしてくれる職員が存在するんです。
自分では食事を出来ない方のために自分の代わりに食事を食べさせてくれる。
嬉しい限りです。
しかも、その食事もしっかりとその方の栄養面を考えてのメニューなんですから。
ただ単に食事を摂れば良いと言うものではないんです。
この人にはこれだけのカロリーを摂って戴かなければならない。
ちゃんと栄養士と調理師が存在して、ケアマネージャーとの連携のもとに、計算され、
そして美味しく食べられるように、工夫してあるんです。
もちろん、歯もないお年寄りもおられます。
硬いもの等食べられない方もおられます。
そういう方々のため、食事をジェル状にして、口の中に少しずつ流し込むメニューを作っているんです。
寝たきり老人や、家庭では家人が面倒を見られない老人の方々が多くこの有料老人ホームに滞在しております。
もちろん、その寝たきり老人にとっては、この上ない自分の居場所となっている訳です。
そして、しっかりと自分の手で食事を召し上がれる方々にとっても朝、昼、晩との食事はそれは、それは、美味しそうなメニューで戴けるものなんですね。
家に居れば、ある意味では「家族に申し訳ない」と言う詫びの気持ちが表に出て参りますけど、自分のために、こういう風にもてなしてくれると言う温かいまごころ的なものが有料老人ホームでは感じられるんですね。
メニューも彩りがあり…、
nullある意味ではご家庭の料理より色鮮やかに盛り合わせされているんです。
これも高齢者、お年寄りのために、美味しさを「目」で見て、喜んでもらおう、
そしてそれを食べて美味しさを感じていただこう、と言うサービスなんですね。
そして嬉しいのはまだございます。
毎日「おやつ」が出るんです。
それもしっかりとバラエティに富んでいるおやつの種類ですから。
一般の方々ならもしかして「贅沢…」と言う印象を持つかもしれませんが、
でもそれがお年寄りにとっては贅沢でもなんでもなく、
それが当たり前の有料老人ホームなんです。
「お年寄り」の事を有料老人センターでは「利用者様」と呼んでおられます。
お客様ではありません。
患者さんでもないんです。
私たち職員を高齢者の方が「利用してください」と言う意味なんですね。
面倒をみてやると言う事ではなく、充分に行き届いたサービスを提供させて頂きます。
と言う、家庭では逆の事をしてくれる目的の場所なんです。
ですから全てに於いてお年寄り、高齢者が最優先なんです。
心の棲家なんです。